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2007年9月11日 (火)

水切り

○ 月明かりの川原(夜)

  べそをかきながら水切りをしている少年。

  石は水面で二回跳ねて水中に消える。


○ 記憶

  昼間、三回の水切りを成功させ、少年の

  前でこれ見よがしに喜ぶ友人。


○ 再び月明かりの川原

  少年が石を投げようとしたとき、月が雲に

  隠れ川面は全く見えなくなってしまう。

  少年、肩を落とし持っていた石を捨てる。

  闇の中にポチャンという音が響く。

  それを聞き少年はもう一度石を手にする

  と、目を閉じ一層精神を集中して投げる。

  水を切る音が二回し、三回目を期待した

  時、突然けたたましいクラクションが!

父「飯の時間だぞー」

  バイクに乗った父が土手の上から言った。

少年「(力いっぱい地団駄を踏んで)もぉ!」

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