« NO.2.5 置鮎龍太郎 | トップページ | 歯磨き »

2007年10月15日 (月)

加藤夏希の憂鬱 ( アイドル愚考録 )

秋田に美人が多い、というのは誰もがよく知る話であろう。

国民的な歌人である若山牧水は 『 名に高き 秋田美人ぞ これ見よと 居ならぶ見れば 由々しかりけり 』 と讃え、文豪・谷崎潤一郎は 『 敦(いず)れも恋の奴のような恍惚(うっとり)と物に憧るる表情 』 と彼らしい表現で秋田美人の美しさを描写している。

また数多くの学者たちが秋田美人の謎に挑んでいる。

彼らは長年に渡る努力の末、かつて秋田で行われていた大陸との貿易の結果、美人の誉れ高い北方白人系民族との混血が進み、そこから秋田美人が生まれた、という説に辿りついた。今ではそれを裏付けるような、有力な証拠も見つかっている。

( 中には秋田県人の尿潜血まで調べ、その約10パーセントが白人特有の亜系EU型であることを発見した者もいる。彼らの一途な情熱には頭が下がる )

ところで、秋田美人といって私が真っ先に思いつくのは、週刊アスキー10月9日号の表紙を飾った、モデルとしても活躍中の加藤夏希である。

鮮やかな赤いシャツに、ややタイトなネイビーブルーのサスペンダースカート。シンプルなその装いはスレンダーな彼女によく映えている。が、それでもこれは彼女のベストではない、という確信を私は持っている。

彼女は実に整った顔の持ち主だ。

誰もが認める美人の相であろうが、それが大きな落とし穴だ。

彼女の顔は、かつての日本女性が憧れ続けた理想の顔そのままなのである。

しかし、それは既に日本人が通り過ぎた理想だ。進み続ける時代のはるか後方に置き去りにされた理想なのだ。

モードとはある時代の指標となるがゆえに必ず古色を帯びる。

私は加藤夏希の芸能界での影の薄さは、その時代性が原因だと考えている。

彼女の最大の武器だったはずの美貌が、その活躍に影を差しているとは何とも皮肉な話ではないか。

では、そんな彼女にもっとも似合う装いとは何か。

私であれば着物を着せる。

それも黄八丈や紬などではなく、平安時代の白拍子はどうだ。

本来は男性装束の一種である水干だが、濃色の袴ではなく緋色の長袴を合わせればぱっと艶やかさが生まれる。

眼に力を持ち、凛々しさのある彼女であれば、宝塚の男役めいた倒錯した魅力が立ちのぼるのではないか。

さらに妄想は膨らむ。

陰陽師が登場して魑魅魍魎を払うような、けれんみの強い娯楽映画などにその衣装で出演させてはどうだ。

アニメや漫画好きで知られる彼女のことである。我々だけではなく、本人までも楽しめる素晴らしい結果が得られるのではないだろうか。

|

« NO.2.5 置鮎龍太郎 | トップページ | 歯磨き »

◇ひげ」カテゴリの記事

●コラム」カテゴリの記事

『アイドル愚考録 』」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/446045/8399851

この記事へのトラックバック一覧です: 加藤夏希の憂鬱 ( アイドル愚考録 ):

» 嵐・相葉雅紀が加藤夏希と「濃厚」キス! [倖田來未がんばれ!倖田來未さんを応援するブログ]
嵐の相葉雅紀が都内で行われた2年ぶりの主演舞台『忘れられない人』のトークイベントに出席・・・。 [続きを読む]

受信: 2007年10月15日 (月) 13時17分

» 『 褒めて 』 [カチハヤのシナリオ日記]
○ 保育園    運動会が行われている。    現在の競技はかけっこ。    スタートラインに立つ数人の園児の中に   ′卵性双生児の愛と舞がいる。    ピストルが鳴り園児たちが一斉にスタート。    混戦の中から抜け出す愛と舞。    舞がレース半ば..... [続きを読む]

受信: 2007年10月15日 (月) 23時02分

» <加藤夏希>「スレイヤーズは私の命」 角川アニメフェスでアニオタトーク [沢尻エリカさんの応援ブログ]
加藤夏希さんが劇場版アニメの名作、ヒット作を上映する「角川アニメフェスティバル」のトークショーに登場・・・。 [続きを読む]

受信: 2007年10月16日 (火) 17時20分

« NO.2.5 置鮎龍太郎 | トップページ | 歯磨き »