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2007年12月17日 (月)

赤と白の魔力 ( アイドル愚考録 )

この時期になると巷は無数のサンタクロースで埋め尽くされることになる。ケーキ屋、ファーストフード店のスタッフから果てはパチンコ屋の呼び込みまでがサンタの格好である。

しかし、サンタのコスプレで溢れかえると言えば、やはりグラビアの世界であろう。

まずサンタコスはそのカラーリングが素晴らしい。

情熱と欲望を現す赤。

純白、純粋を示す白。

本来、違う方向に向けられているはずのこの2色が、納まりよく配置されているのがこの服装なのである。

いつの世でもグラビアで人気のあるのが<清純派>と<セクシー系>であることを考えれば、どれだけグラビアと親和性が高いかは分かっていただけることと思う。

そんなわけで、ここ最近のグラビアは美しいサンタクロースで占められているわけだが、そんな中、私の目を惹いたのはヤングジャンプ11月29日号の谷桃子であった。

不覚にも彼女のことはよく知らなかったのだが、このグラビアで断然、ファンになってしまった。

抜けるような色の白さと柔らかい体のラインが素晴らしく、どこのパーツを取っても完成度が高い。均整のとれたプロポーションである。

すこし間の抜けた、コミカルなグラビアが大半だったが、そんな中でも性的アピールを発揮していたのは偉い。一般に笑いと色っぽさは融合しづらいと言われているが、なかなかどうして大したものである。

そんなことを考えながらページを繰っていると、最後の最後ではっとさせられた。

そこにはさっきまでのコミカルな表情とは一転、実に艶っぽい視線をこちらに向ける彼女の姿があった。

してやられた。

見事なコンビネーションだ。油断していたところに芸術的なカウンターパンチを打ち込まれてしまった。

紙面の向こうに、ほくそ笑む谷桃子の顔を見た気がした。

しかし、これは負け惜しみではないのだが、グラビアを開く前から、私には彼女の一筋縄ではいかない部分をある程度予見できていた。

表紙をよく見て欲しい。

彼女の右手がどうなっているのかを。

そう。彼女は右の人差し指を口元に添えているのだ。

これは無論、人差し指を負傷して舐めているのではなく、何かをねだっているという記号である。

これがただのグラビアならば大したことではないが、問題は彼女の着ているコスチュームだ。

彼女が着ているのは、プレゼントを贈る側であるはずのサンタクロースのコスチュームなのだ。ところが彼女は傍若無人にもこちらにプレゼントを要求しているのである。

何と言う大いなる矛盾であろう。

恐らく、これは編集側の、谷桃子とはどういうグラビアアイドルであるか、というメッセージなのだろう。

あやうく気付かぬところであった。

グラビアを楽しむ者であれば、こういった小さなメッセージにもうまく反応できることが望ましい。これからも精進を続けていきたいと思う。

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