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2008年6月30日 (月)

優木まおみの距離感( アイドル愚考録 )

先週号のスピリッツのグラビアは、NHK英語講座のアシスタントで御馴染みの優木まおみであった。

スピリッツのグラビアの特色は、ヤングジャンプやヤングサンデーなどに比べて露出が少なく、優しい雰囲気のカットで構成されることだが、今回はそれが上手く嵌まっていた。

こちらに押し付けてくるような過剰な色気はなく、彼女の素顔を見せてもらっているようなリアリティのあるグラビアであった。

中でも青いタオルをすっぽり被り、照れくさそうに笑う一枚は、9割の可愛らしさと1割の色気を覗かせた、ここ最近のグラビアでも出色の出来栄えであった。

ところで、彼女の表情や物腰から猫を連想するのは私だけであろうか。

それも乳臭い仔猫ではなく、れっきとした成猫である。

誰彼と構わずじゃれつく仔猫の愛嬌ではなく、こちらにゆっくりやってきて、そっと柔らかな頬をこすり付けてくる成猫のコケティッシュな甘えを感じるからだ。

彼女は距離の取り方が絶妙なのである。

こちらが警戒するまでは踏み込まないが、手を伸ばせば届く距離に必ずいる。

優木まおみの魅力は、この抜群の距離感にある。

人間は他人との繋がりを求める一方で、個人的な部分への干渉を何より嫌がる、傲慢な生き物である。

その距離が近すぎても遠すぎてもコミュニケーションには弊害が生じる。誰しも一度や二度その距離を間違えて失敗した経験を持っていることだろう。

ところが、彼女は決して測り間違えることがない。いつもこちらに対し絶妙の位置を保っている。

時間なのだろう。さまざまな出来事、嬉しいことや悲しいことに彼女は全力で向き合ってきたのだ。そうやって相手との適切な距離を学んできたに違いない。どこまで近づけば声が届くのか。どこまで踏み込むと相手を傷つけるのか。経験の中で体に刻んできたのだ。

これは10代のアイドルたちにはないものだ。

優木まおみの重ねてきた月日が醸成した、彼女だけの魅力である。

女はいい女に生まれない。いい女になるのだ。

また、これとは別に注目して欲しいのが英語講座のアシスタントという経歴である。

私が中学生の頃に実施した調査によると、男があらゆる女性教師のなかで興奮を覚えるのが英語教師であるからだ。

発音練習の際、通常は隠されるべきはずの舌が派手なアクションを余儀なくされ、ちらりちらりと唇から覗くことがその人気の理由であった。

その時、私だけは古典教師を強く推していたのだが、優木まなみが「アール」の発音を生徒らに教えているところを想像すると、彼らが英語教師を推した理由に得心が行った。

彼女には今後も英語関係の仕事を続けて欲しいものである。

これは蛇足だが、私が古典教師を推挙した理由は、源氏物語のテキストを持った女性教師が、光源氏と寵愛する女性たちとの睦み事のくだりを、感情を押し殺しながら朗読している光景が浮かんだからである。

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